UIデザイン初心者の自分が何度も読み返している本3冊
画面構成によってユーザーの行動は大きく変わる。
だからその部分をしっかり考えて、ユーザーに快適にサイトを使ってもらいたいのだけど、それって本当に難しい。
あっちへこっちへ。
ボタンを配置しては削除して。
色を変えてみたり、場所を変えてみたり。
作っていると、自分の意図とは違う操作をユーザーに強いてしまうことがよくあって、そのたびにもっとUI/UXデザインを勉強しなければと思う。
例えば、画面の右下にフローティングの投稿ボタンを置いたとする。
投稿率を上げたいし、スマホからでも投稿ボタンにすぐ手が届くようにしたい。
そういう意図がある。
でも、それ邪魔になっていないかな?
実際に投稿率は上がったのか?
なんてことが頭をよぎる。
こういうことが積み重なって、自分のサイトはだんだん使いづらくなっていくので常に試行錯誤の連続。
そんな試行錯誤を繰り返してきたおかげで、昔に比べればさすがに少しはましになったかなと思う。
いまでもにわかで初心者の域を出ない自分だけど、今回は手元に置いていて、本当に参考になった本を3冊紹介したい。
シンプリシティの法則
シンプリシティの法則(ジョン・マエダ 著)
かなり昔の本なので、日本語版は今では新品で手に入りにくい。
読みたければ中古か原書を探すのがいいと思う。
中古でも値段が高騰しているわけではないので手に入りやすい部類。
ものごとはどんどん複雑になっていくけれど、それって人間が扱うには難しい。
それをどうやってシンプルにしていくか、その法則をまとめてくれている。
作っていると画面の中に閉じこもってしまって結局どうしたいのか?どうするべきなのか?とかそういうことを忘れてしまい、パーツを動かすことだけに夢中になっていることがあって、そういうときに立ち返れる場所としてこの本を手元に置いて定期的に見返している。
たまたま視界に入ったときなどにぺらぺらとめくっては、頭の中を整理している。
ページ数も少なく、とても読みやすいしおすすめです。
UXデザインの法則
UXデザインの法則 第2版 ―最高のプロダクトとサービスを支える心理学(Jon Yablonski 著)
自分が持っているのは第1版で、気がつけば第2版が出ていた。
Amazonへのリンクはいま手に入る第2版だけど、ここで書いているのは第1版を読んでの話。
たぶん第2版でも変わらないというか、そっちの方がより詳しく書かれてるだろう。
内容をざっくりと書くと、UXデザインに役立つ心理学の法則を、わかりやすく教えてくれる一冊。
例えばこんなことが載っている。
ヒックの法則
意思決定にかかる時間は、とりうる選択肢の数と複雑さで決まるミラーの法則
普通の人が短期記憶に保持できるのは、7(±2)個まで(『UXデザインの法則』第1版から引用)
こうした法則が具体的にどういう意味なのかを、豊富な図やスクリーンショットを交えて解説してくれている。
冒頭の投稿ボタンも、ヒックの法則で考えれば「画面に選択肢がひとつ増えている」ということになる。
自分の感覚だけで「便利そう」と決めるのではなく、こういう見方もできるようになる。
ただ、当たり前の話ではあるが、法則を覚えればそれで使いやすくなるわけではないのが難しい。
ミラーの法則にしても「メニューは7個までにしろ」という話ではない。
それでも、ひとつの判断基準としてこういうことを覚えておくと何かと便利だと思っている。
UIデザイン必携
UIデザイン必携 ユーザーインターフェースの設計と改善を成功させるために(原田秀司 著)
自分みたいなUIデザイン初心者が、最初に手に取るといい本。
最初から熟読するというより、さらっと眺めて全体をなんとなく把握する、という使い方が合っていると思う。
デバイスによって当然ボタンの配置も違ってくる。
そういうことも考慮してデザインを決めていかないといけないよね、といった基本的なことをざっくりまとめてくれている。
自分は鳥頭なので、読んだそばから忘れていく。
だから、とりあえず手元に置いてある。
これもたまに目に入るとざーっと目を通している。
おわりに
今回紹介したのは3冊だけど、今はもっと良い本があるかもしれない。
でも、悪い本では決してないので、どなたかの参考になれば。
これからUIデザインを勉強する人で、とにかく画面を見ていじっていきたいんだ!っていうタイプの人は、まず『UIデザイン必携』で全体をざっと眺めて、気になったらほかの2冊も見てみるのがいいかもしれない。